【塾なし中学受験】失敗もその後覚醒!スケジュールや教材等やったことを全公開(1万字超え)

まずはじめに、おことわり。

いきなり結果をネタバレしちゃいますが、息子の塾なし中学受験の結果は・・・

私立中学→合格

県立中学→不合格 ※こちらが本命

でした。

なので、この通りにやれば合格できる!という成功事例ではありません。

私たち家族は今回のチャレンジを「失敗」とは捉えていませんが(その辺のことは後述します)、もしあなたが絶対に負けられない中学受験をお考えであれば、今すぐ塾に入れてしっかりと対策して下さい。

この記事は長期的な教育視点での参考だったり、読み物として楽しんで頂けるようにまとめたつもりです。

ゲームにまみれ、完全にくすぶっていたウチの息子に何を伝えたか?結果どうなって行ったか?などをかなり赤裸々に書き連ねておきました。

今くすぶっている小学生の息子さんがいらっしゃるご家庭には特に読んでもらいたい内容となっていますので、よろしければブックマークして読み進めてみて下さいね。

なぜ、中学受験を目指したのか?

まず、私達家族がなぜ中学受験を目指すことにしたのか?についてお話します。

私達が住む地域の中学受験はあまり盛んではありません(近くに受験できる中学校がありませんし、最も近い中学校でも片道1時間以上かかる所にありますので)。

中学校は自動的に入れる市立の中学校に行くものと周りの9割は考えています。

そんな空気感の中で暮らしていた私達も、中学受験は全くのノーマークでした。

ところが、息子が6年生になる直前の3月。

通っていたサッカークラブが全然楽しそうでなく、ゲームばかりする息子の姿を見て「あーくすぶってるなー」と感じた私は、こんなことを聞いてみたんです。

私「ゲーム楽しい?」

息子「楽しいよ。」

私「本当に?心の底から楽しい?」

息子「え?うん、まあね。」

私「ん?ちょっと違う感じがするな。ゲームばかりしてしまうのは、それ以上の楽しいことが見つかっていないからかもしれないよ。もちろん、心の底からゲームやりたい!と思うなら応援するけど、暇だからやってる感じだよね?」

息子「まあね。たぶん暇だからやってる。」

私「あのね、楽しいことが見つかればゲームなんてやってる暇なんかないよ。お父さんは大学生の時かなりゲームやったけど、正直他にやること無かったからやってた。今はゲーム全然やらないけど、それはビジネスが楽しいからなんだよね。凄く暇な時にちょっと「信長の野望」やってみたいなーなんて思うけど、結局後回しになってるよ。だから、もうやめなさい!と言われてもやっちゃうことを見つけて積み上げると楽しくなってくると思うな。」

私「お前の夢はサッカー選手だと言うけれど、それも恐らく本気じゃないよね?本気ならやめろ!と言われてもボール触ってるはずだし。」

息子「うーん。そうかも。」

私「もし、まだ夢とかやりたいこととか良くわかんないなら中学受験やってみる?勉強は大人になっても必要なことだし、積み上げておけば色んな夢への選択肢が開けるから。きっと良い経験になるよ。」

確か、こんな感じのことを伝えたと思います。

幸い息子は好奇心が強いタイプで、何だか面白そうと思ったことはすぐ行動に移してくれます。

中学受験に関しても「じゃあ、やってみる!」ということで、さっそく中学受験について色々と情報収集を始めることにしました。

と言っても、私も妻も中学受験の経験はありませんし、塾もどこがいいかも分かりません。

地元で中学受験する人も少ないし、ネットでもほとんど対象校の情報はありません。

せっかくネットビジネスで生計を立てていることですし、子供に使える時間の融通は効くのでここは塾なしでチャレンジしてみることにしました。

親として、気をつけたこと

具体的にどのように進めたか?を語る前に、親としての心構えというか、気をつけたことや意識したことをまとめます。

もちろん、子育てに正解はないでしょうし、私達夫婦が大切にしようと思ったことをまとめているだけですので、興味ない場合は読み飛ばしちゃって下さい。

夫婦で話しあって決めたことはこの2つです。

・あくまで子供の人生なんだから、決して押し付けないこと
・あらゆる決断は必ず本人に任せること

決して押し付けない

これは中学受験に限りませんが、子供には子供の人生があります。

子供は親の所有物ではないので、親が果たせなかった夢を押し付けたり、自分達が持っている学力コンプレックスなどを解消するための道具にはしないように気をつけたつもりです。

後悔はしない、そのために決断は必ず本人に任せる

親が決めてレールを敷いてしまうと、何かの折に親のせいにしたり逃げ道を作ってしまうことになります。

小さなことでも最終決断は必ず本人がやる。そして決めたことは出来る限り応援する。そんなスタイルを強く意識して進めて行きました。

・どの中学を受験するのか?
・合格したらどうするか?不合格ならどうするか?
・今勉強するのか?あと回しにするのか?
・立てた計画をやりきるのか?見直すのか?
・今寝るか?終わらせて寝るか?

例えば、中学受験を進めていくとこのような決断が必要です。その全てを自分で判断し決断してもらうわけですね。

その代わり判断材料となる情報収集は親がしっかりやって選択肢を渡すようにしました。ネットや雑誌、本、知人の話などを渡すタイミングも含めて注意したつもりです。

ちなみに、自分で決断する大切さを伝えるのに役立ったのが、進撃の巨人のエルヴィン団長の言葉。

よせ。後悔をするのは。

後悔の記憶は、次の決断を鈍らせる。
そして決断を、他人に委ねようとするだろう。
そうなればあとは死ぬだけだ。

結果など誰にも分からないんだ。
一つの決断は、次の決断のための材料にして初めて意味を持つ。

引用元:進撃の巨人 -悔い無き選択-

リヴァイ兵長とエルヴィン団長のベクトルが初めて同じ方向を向いた瞬間のシーンです。

中学受験は進撃の巨人ほどの極限状態ではありませんが、この団長の言葉を何度も借りながら繰り返し伝えていきました。

※その他、情報収集に役立ったものは記事の最後にまとめて紹介しています。

合格だけではない、中学受験の本当の目標

それでは、具体的に私達家族がどのように中学受験を進めたか?についてお話します。

まずは目標設定。何のために受験するのか?そこから何を得るのか?

これをしっかりと親子で認識合わせをすることが大切だと考えました。

【私達が決めた中学受験の目標】

・中学受験を通して勉強する習慣を落とし込む

・目標から逆算して計画する術を身につける(自分なりの戦い方、勝ち方を知る)

・目標を達成して積み上げる楽しさと自信を手に入れる

合否も大切ですが、一番大切にしたのは勉強の習慣化と戦い方マスターですね。これは息子のこれからの人生で非常に役立つスキルになると思いましたので。

夫婦間、親子間でここはズレないように繰り返し確認し合ったのはちょっとした工夫ポイントです。

なので合格できれば最高ですが、もしダメでも習慣化と戦い方を落とし込めたら成功!という中学受験になります。

具体的にやったことを月別に紹介

6月

本格的に動き出したのは6年生の6月。

まず最初にどこの中学を目標にするのか?が具体的じゃないと難しいと考えた私は、九州でトップクラスの私立進学校である「久留米大学附設中学校」の紹介ビデオを息子に観せてみました。

そこでどのような反応をするか?によって今後のアプローチがある程度見えて来そうな気がしたので。

その反応は・・・

息子「附設行きたい!授業がすごく面白そう!!」

でした。

他にも灘中や海陽学園なども観せてみましたが、附設中が気に入った様子でしたね。(灘も私服だからいい!と言っていましたが、自分が行けるとはイメージ出来なかったようです)

ということで、目指す中学は久留米大学附設中学校になりました。

(参考)この時点の学力スペック

参考までに、中学受験を始めた頃の息子の学力はというと…

・国算社理4教科の通知表は3(三段階評価)

・塾には行ったことない

・そろばんや公文なども経験なし

・本はあまり読んでいない(少なくとも自分から本を読むことはない)

・習い事と言えば、サッカークラブとたまに行く体操教室くらい

・水泳には家族みんなでちょくちょく行く

最後の2つはスペックとはあまり関係ないですが(笑)ザックリ言うとこんな感じです。

通知表は4年生までは2が多めでしたが、5年生から急に評価が上がりました。先生との相性もあったかもしれません。

7月

目標の学校が決まると、情報収集もはかどります。

附設中学の偏差値、試験科目、配点や過去問、合格体験記などを読み漁り、まずは相手を知ることから始めました。(私が)

息子にはとにかく基礎の底上げが重要だと感じましたので、国語は妻、算数は私が担当して基礎力が上がるような課題を課すことに。

具体的には、

これを7月末までに終わらせるようにフォローしていきました。(無事完了)

※ただ、読書感想文はボロボロで妻に7回くらいやり直しさせられて何度も泣いていましたね。

8月

小学校最後の夏休み。中学受験する息子にとっては非常に大切な時期です。

その重要性をしっかりと説明した上で、学校の宿題プラス以下の課題を渡しました。

【8月の目標】

国語:読書感想文を学校の宿題とは別にもう一つ作成

算数:6年間を総復習できる問題集(計180ページ)を毎日5ページ(まだ習っていない所も全て)

結果は無事終了。(ですが、感想文は相変わらず苦戦していました)

ちなみに算数の問題集はこれです↓

いとこも呼んで夏合宿!

せっかくの夏休みなので、変化をつけるべく近くにある私の実家に従兄弟も呼んで「勉強合宿(というか宿題合宿)」を行いました。

従兄弟や息子だけでなく下の娘も感想文を一緒に書いたり、みんなで図書館に行ったりして、勉強=苦行にならないように楽しい雰囲気づくりを意識したつもりです。

また、夏休みの自由研究も算数の勉強かつ工作の宿題にもなるよう、掛け算の九九を形にしたものを作ったりして遊び感覚での積み上げを工夫してみました。

※例えば、2の段の一の位2,4,6,8,0,2,4,6,8,0…を、次に3の段の一の位3,6,9,2,5,8,1,4,7,0,3,6,9…を糸で結んでいく。これを9の段まで繰り返すと画像のような形になります。

9月

夏休みも終わり、通常の学校生活に戻るのでコツコツと基礎力のアップに時間をかけました。

【9月の目標】

国語:読書感想文を一つ作成

算数:6年間を総復習できる問題集(計180ページ)を毎日5ページ

こちらも無事完了。

感想文はなかなか殻を破ることが出来ませんが、算数の方はなかなかの効果が出てきていて、学校の授業が暇だと言うようになってきたのがこの時期ですね。

実は、灘高の生徒が同じ問題集を7回以上解くのが当たり前だという話を聞いて、先の問題集を小学校卒業までの間に7回解くことを小目標にしています。

※白紙に問題と解答を全て手書きするという条件つき

10月

引き続き積み上げます。

【10月の目標】

国語:読書感想文を一つ作成

算数:6年間を総復習できる問題集(計180ページ)を毎日5ページ

こちらも完了。

ずいぶんと勉強に対する意識や姿勢が変わって来ました。自分の中でも積み上がってきている感覚があったのかもしれませんね。

いよいよ過去問にチャレンジ!

もう10月ですから、息子の実力をそろそろ客観視する必要があると感じ、それを確認するために附設中学の過去問題を実践形式で自宅模試してみることにしました。

結果は・・・

国語(150点満点)、算数(150点満点)、理科(100点満点)、社会(100点満点)の計500点満点中、

合計100点ぐらい。。(配点が公開されていないのでザックリです)

という散々な結果に終わってしまいました。

附設はちょっと・・・

附設自宅模試の結果をうけ、「さすがに現実的な志望校を決めておいた方がいいかもしれない。」と感じた私は、各中学の入試日程をカレンダーに整理することにしました。

すると、附設中の入試日程は長崎県の各中学よりも遅く、もし附設がダメな場合に受け皿となってくれる中学がほぼ無いことが分かりました。

そのスケジュールカレンダーを見せながら、息子と改めて志望校の話をしたところ…。

息子「長崎県立の中高一貫校を本命にしたい。」

と言ってきました。

理由を深く聞いてみると、附設は魅力的だけど寮生活になるからやっぱり寂しい。という気持ちが強くなってきたようでした。

その話を聞いて改めて家族で時間を取って話し合いました。

私達夫婦もまだ息子の精神年齢だったら自宅から通えるほうが良いと思いましたし、息子自身もそれを希望しましたので、目標を長崎県立の中高一貫校に変えることにしました。

11月

目標の学校を変更したので、当然のことながら対策も変わります。

長崎県の県立中高一貫校は、

・適性検査(総合問題) 60分 130点満点
・作文 45分 70点満点
・集団面接
・内申書

で選抜されます。4教科まぜこぜの適性検査や作文など、総合的な読み書きの力が試されるのが特徴ですね。

そこから逆算して対策することが必要なので、11月の目標はこのようにしました。

【11月の目標】

国語:
・漢字を成り立ちから絵に描きながら覚える 毎日4つ
・「声に出して読みたい日本語」を毎日音読する
・新聞を毎日読む

算数:6年間を総復習できる問題集(計180ページ)を毎日5ページ

共通:県立中高一貫校の過去問を解く

国語に関して大幅に変更です。

まず、作文や答案を見ていると漢字の間違いが非常に目に付きましたので、成り立ちから絵に描きながら覚えてもらうようにしました。

こんな感じで↓

人間はできるだけ五感を多く使いながら覚える方が効率が良いといいます。

例えば、修学旅行などで実際に行った所が試験に出るとほとんど分かりますよね?それと同じ感覚です。

「声に出して読みたい日本語」を音読するのも同じ原理ですね。

新聞は時事的な問題への対策や、知らない漢字を類推して読む力(読解力向上)を養うのに良さそうです。

ただ、11月の目標はあまり達成出来ませんでした。

音読や新聞に対してのフォローをもっと親がしっかりとやるべきでしたね。 (なかなかこういうのは任せっきりだと定着しません)

全国統一小学生テスト

11月3日に四谷大塚が主催する「全国統一小学生テスト」が開催されるをCMを見て知りました。

計10万人以上の小学生が全国で受験するようなので、息子にもチャレンジしてもらいます。(塾に行っていなくても最寄りの会場で受験できました)

結果はこちら↓(クリックすると画像が拡大します)

時間を意識することなく、順番に前から解いて行ったことが一目瞭然ですね(苦笑)

受験にはテクニックも必要ですから、その辺りのケアも今後は重要になりそうです。

これって勉強の成果?

勉強の成果なのか?少しずつ息子の発言が変わってきました。

父も私も競馬好きなので、毎週日曜日のおやつタイムは競馬中継がいつも映っています(笑)それを何気なく見ていたのでしょうが、11月下旬に行われたジャパンカップという大レースの前に息子がこのように予想を組み立てていました。

息子「アーモンドアイは強いから絶対勝つよ!キセキは前回も逃げて強かったから最後まで粘ると思う。だから2着かな。3着は後ろからスワーヴリチャードがビューっと来そう。」

なんとこの予想がレースの流れも含めて完璧に的中!今まで見たレースの記憶とジャパンカップの出走メンバーからシナリオを作れたことにビックリしました。

また、昼休みのサッカーで感じたことをこんな風に話すようになりました。

「A君は右にしかドリブルできないから、右を切れば止められる。」
「B君は柔らかいしテクニックがある。もっともっと上手くなると思う。」

今までこんな頭の使い方したことありませんでしたので、勉強の効果がある程度出てきているようです。

12月

12月は私立中学の入試月。いよいよデビュー戦です。

本命ではありませんが、しっかりと結果を出して勢いを付けたいところ。

【12月の目標】

→だいぶ計画が立てられるようになってきたので、実際のノート写真を貼ります

これを具体的に行動できるレベルに落とし込みます。

月の目標が決まったら、次に日単位の行動計画を作ります。

※年末年始はしっかり休むそうです(笑)

やはりここまで落とし込めると、ちゃんとこなしますね。(このやり方は息子には非常に合ってそうです)

毎日着実に予定を消化していく姿が段々と頼もしく見えてきました。

デビュー戦!(私立中学受験)

いよいよ本命の長崎県立中の前に、私立中学校を受験します。

前日までは普段と変わりない様子でしたが、当日になると急にソワソワしだして「緊張してきたー!」とようやく試験を実感した様子。

移動中の車の中で面接の練習?をして、会場に着くとすぐに試験会場の教室へ入って行きました。

面接終了後、終わった順番に解散でしたので玄関で待っていると、

「うん、まあ出来たかな」と照れ笑いしながら出てきました。

その姿に「おおっ!」と期待しましたが、自己採点をしてみるとあまり取れていないことが分かりました。作文も自分の経験を書きなさいと問題文に書いてあるにも関わらず、自分で勝手にストーリーを作って書いてしまったとか。

明らかな凡ミスが多く、本番じゃないという気の緩みも出てしまった印象でした。

やっと分かったか。。

数日後、合格通知とともに点数などが書かれたレポートが届きました。

・適性検査(総合問題) 74点/130点満点
・作文 46点/70点満点

200点満点中120点という結果に、本人も私達もガックリです。

次の本番まで約1ヶ月。凡ミスをいかに無くすかが最大の課題となりました。

この日から少し意識が変わったようで、

「今日、また先生に授業中紹介されたよ。」

「国語のテスト、模範解答と全部全く同じだったよ。」

などの報告が出てくるようになりました。

学校の授業やテストでもしっかりと問題文に線を引くようになって、担任の先生も私達夫婦も「やっとか。」と胸をなでおろしたのがこの頃です。(遅い)

男の子は一度身をもって痛い目にあわないと、本当の意味で落とし込めないのがここから良く分かりますね。

1月

1月も12月と同じ要領で1日単位でやることを整理して淡々と積み上げます。

さすがに直前なので過去問を中心に進めて行きましたが、なかなか思うように点数が伸びない(凡ミスが減らない)ので、こんな感じで息子に整理してもらいました。

ボン!!が凡ミスです。

問題の読み違いが多く、相変わらずそそっかしい。(しかもこの問題は2周目だったので、もう少し安定して欲しかったところ)

受験メソッドも整理

上の画像に「メソッド」という言葉が出てきますが、息子と一緒に整理した我が家の受験の心得的なものがあります。それがこちら。

ドラゴン堀江をちょうど観ていたこともあり、メソッドという言葉に息子が憧れを抱いていたのでそう呼ぶことにしました(笑)

本番前日

とうとう前日になりました。

やはり本番は違うようで、終始そわそわしています。大声を出したり、妹にちょっかいを出して泣かしたり。本当に落ち着きが無かったですね。前日なので叱るまいと妻も我慢していましたが、とうとう堪忍袋の緒が切れて結局大爆発していました。

かなりプレッシャーを感じているようだったので「お守りを作ろっか!」と私が声をかけ、これまで積み上げてきたことを書き出してもらいました。

【これまで積み上げてきたこと】

・算数問題集 459ページ+ちびむすドリル280ページ
・漢字練習 131ページ
・全国統一小学生テスト(算数)解き直し 14ページ
・感想文 6回(うち夏休みの作品は市で入選)
・社会歴史まとめ 8ページ
・学校提出分の自学ノート 806ページ
・百人一首 全て暗記
・長崎県立中の過去問 6年分×2回
・私立中の過去問 3年分×3回
・久留米大学附設中学校の過去問 1年分×1回
・作文練習問題集 3ページ
・理科の教科書通読 4~6年生分×2回

これをお守りとして年末に買ってあげた3年分を記録できる手帳に書かせ、試験直前に眺めるように伝えました。

あとはこんな感じで声がけしました。

「明日は一年間やってきたことをありのまま出せるかどうか?ただそれだけを楽しんでおいで。出しさえすれば、結果は必ず付いてくる。それぐらいのことをしたし、それくらいの実力はもうあるから。

仮にもし今回の学校に落ちたとしてもなんら問題ない。選択肢はまだまだいくらでもあるしどうにでもなる。だから失うものなんてないし、今までやってきたことがむしろ相当なプラスなんだから、マイナスになることなんて何もないんだよ。完全にノーリスクで挑めるわけだから楽しむだけでいい。

お父さんとお母さんは心の底から受かろうが落ちようがどうでもいい。どっちにしてもプラスにしかならないし、今までの努力が何よりの財産だから。」

すると凄く落ち着いたような顔になりました。

その後、しっかり明日の準備をして21時半就寝。すぐに寝息が聞こえてきたのでサクッと寝れたみたいです。

そして、本番

いよいよ長崎県立中の試験の日が来ました。

家族で支度を済ませ、移動中の車で面接対策をしながら会場に向かいます。近づくにつれ「緊張してきたー!」と息子。(私立の時と同じ 笑)

正門入ってすぐに保護者の入場は制限されていたので、別れ際に再度「何にも背負わなくていいから、やってきたことを出せるかどうか楽しんでおいで」と一声かけて送り出しました。

見えなくなるまで見送りましたが、振り返ることなく会場に入って行きました。

面接終了後、正門そばで待っていたらトボトボと重い足取りで帰ってきた息子。

そして最初の一言は「いやー。(苦笑い)」

面接が想定外の流れで片言でしか話せなかったショックと、適性検査で時間が足りず空欄が5つもあったことを残念がっていました。色々と詳しく内容を聞いてみると、どうやら当落線上くらいの厳しい状況。

あとは発表を待つしかありません。

帰り道に今ハマっている金魚を数匹買ってリフレッシュを図りました。

結果通知

約1週間後、結果通知が封書で届きました。

もちろん結果は冒頭でお伝えしたとおり「不合格」。

試験の手応えからある程度は想定していたものの、いざ現実として突きつけられると辛いですね。妻も息子も悔しい感情が溢れて泣いていました。(それだけ一生懸命やったということで)

これで息子の中学受験チャレンジは終わってしまったのですが、このままでは今後に向けた流れが良くないので、私からある提案をしました。

「明日、久留米附設にみんなで行かない?」

鉄は熱いうちに打て。悔しい気持ちは冷める前に刻み込め!です。

次の高校受験への糧になるよう、附設高校の雰囲気を今感じておくことが大切だと思いました。

翌日

本当に来ました!附設高校。

この写真の他にも、息子が校門の前に立って撮ったり、娘も中学の校門前で撮ったり。

そしてその写真を机の目立つ所に貼り付けてこれから3年間また積み上げます。

やはり行ってみるというのは凄く効果があるようで、

「やる気出たー!頑張る!」

「もし今追加合格が来ても願い下げだね。もうこっちの世界知っちゃったから。」

なんてことを言っていました。元々くよくよするタイプではありませんが、もう完全に中学受験は過去のものとなったようです。

帰りに佐賀の武雄市図書館に寄りましたが、そこでガリガリ算数の問題集を解きまくっていました。(3時間超)

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。(長かったでしょう)

私達の中学受験体験記は以上となりますが、次からは振り返りと考察をまとめます。(むしろココからがお役に立てる内容かもしれません)

受験を終えて(反省点と得られたもの)

附設見学の翌日、県立中学に採点結果を確認しに行きました。

結果は・・・

・適性検査(総合問題) 64点/130点満点
・作文 45点/70点満点

合計109点。結局6割にも届かず。特に適性検査は過去最低点を本番で叩き出してしまいました。。

作文も「グラフから読み取れることを書き、あなたの考えを述べなさい」という内容の問題だったようですが、自分の考えしか書かなかったのでかなり減点されているはずです。

ちなみに、今年は合計点が110点台で合格したという話もありましたので、あと1問2問取れるか取れないか?の所だったようです。

反省点

まずは反省点から整理します。

・時間配分の練習をもっとやるべきだった
・もっと過去問を回すべきだった
・感想文の模範解答例をもっと見せておくべきだった
・親も一緒に過去問を解いて解説すべきだった

今回の県立不合格は明らかに経験不足が響きました。

本番では捨ててもいい問題に戸惑って、得点源である計算問題に手を付けることができませんでした。タラレバですが、計算問題を解く時間が少しでもあれば合格していたのでは?と思います。

時間の感覚、解けそうにない問題のモヤモヤ感などを身体に染み込ませるためにもっと多くの経験が必要でした。

都会では本命校含め10校くらいは受験するそうです。試験という緊張感の中で少しでも実力通りの力を出せるよう、もっともっと他の学校も受けておいた方が良かったです。

といっても田舎は学校自体が少ないので実戦経験があまり積めませんが、それでも本番さながらの過去問回しをもっと多くすべきでした。(少なくても9年分×3回くらい)

ちなみに、ドラゴン堀江で講師をつとめるXXCLUBの大島さんはこのように発言しています。

大島さんは25年分の過去問を3回、計75回まわしたとか。

そこまですればかなり感覚として落とし込めたのではないでしょうか。

あとは、過去問を模擬試験やる時に親も一緒に解くべきでしたね。

一緒に時間を区切って解くことで、注意すべきポイントをより明確に伝えることが出来たと思います。

得られたもの

結果は不合格でしたが、得られたものは非常に大きかったです。

中学受験後の息子の様子をみても、当面の目標はほぼ達成できたのかなと手応えを感じています(くすぶってる感はもう完全に無くなりました)。

・計画の立て方(逆算の思考)
・勉強する習慣
・積み上げる楽しさ
・自分で決断する練習になった
・将来に対する興味が出た
・情報の大切さを肌で感じた
・親が一番勉強になった(笑)

息子がどう変わったのか?は後述するとして、上記のような効果が出ています。

12月で紹介したノート画像から伝わると思いますが、計画の立て方、そのこなし方はもうほとんど問題なく進めることが出来ています。今後はその意欲が失われないように、親としてはいつも興味を持って計画内容をフォローしていくつもりです。

その第1弾として最近始めた仕組みの一つに、お小遣いのサラリー化があります。

毎月のお小遣いを基本給とボーナスに分けて考えます。

そして月の目標を決め、達成状況に問題がなければ基本給を、目標を大きく上回る努力が出来たらボーナスが上乗せされるというものです。(もし著しく悪ければ基本給の減額もあり得る)

目標を大きく下回る →基本給が減額
だいたい目標通り →基本給
目標を上回る成果! →基本給+ボーナス

これには賛否両論あると思いますが、私達には子供たちが社会に出た時にあまりのギャップで戸惑わないよう導く責任があると考えていますのでその練習も兼ねてですね。

働かざる者食うべからず。という言葉がありますが、我が家はそれが毎月の計画&実行になっています。

塾はやはり必要?

ここはズバリ知りたい所だと思いますので結論から言うと、塾は利用した方がいいです!

【理由】

・面接対策をバッチリしてくれる
・作文対策も良い感じ
・時間配分的なテクニックはもちろん、試験の経験値が積める

ただ、任せっきりには注意が必要ですね。

成績が上がりさえすればいいわけではないですし、親がしっかりと努力の過程を見てあげないと子供はなかなか頑張れないものなので。

もし私達が塾を利用するなら、

どういうふうに進めているのか?
(塾から)何を言われているのか?
どういう計画でどんな対策を進めるつもりなのか?

この辺りは興味を持って話を聞くようにします。(子供からも塾からも)

そうすれば、塾にあるビッグデータやノウハウを活用しつつ、親子二人三脚で受験という壁を乗り超えて行けると思います。

【結論】中学受験はやるべきか?

私達の結論は・・・下の娘も中学受験します!です(笑)

つまり、どんな結果であれやるべきだと考えています。理由はもうお話していますが、失うものより得られるものの方が圧倒的に多いからです。

それを証明するかのように、息子は中学受験が終わった直後にも関わらず面白い動きを見せています。

勉強会が始まった!

齋藤孝さんの著書「勉強なんてカンタンだ!」を図書館で借りてきた息子。

そこに書いてあった「勉友をつくろう!」というフレーズにピンと来たようで、受験が終わったにも関わらず自宅で勉強サークルを発足させました。

メンバーは3人。

第1回は附設中の国語の過去問をみんなで解いて、妻が解説するというメニュー。

私達夫婦もいずれは寺子屋的なことをやりたいねー!と話していたので、丁度それに近い感じになってきました。

2週間に1回のペースで中学に入ってもやり続けるようですよ(中学の定期テストで、メンバー全員が安定して5科目合計450点以上取れるように頑張るとか)。

前人未到!自学見開き1000ページ達成へ!

志望する高校に行けるように今から積み上げるとしても、3年後となると気が緩みがちになります。

そこで、今の習慣が風化してしまう前に直近の目標を何か用意すべきだと考えた私は、息子にこんな提案をしてみました。

「6年生の1年間で自学を見開き1000ページ積み上げてみない?

そうすれば完全に伝説になれるし、お前の中でもやり遂げた自信がつくと思う。中学受験があんな形で終わっちゃってるから、その記憶を自学1000ページで上書きしてみるといいかもよ。」

見開き1000ページなので、実質は2000ページになります。桁が変われば圧倒的な印象になるので、それを狙いました。(ちなみに、今の担任の先生が知っている自学最高記録は年間見開き200~300ページだそう)

この話に乗ってきた息子は、毎日のように自学記録を更新し続けています。(2月6日時点で見開き530ページ完)

そして、こんな嬉しい言葉が息子の3年手帳に刻まれていました。

この一言に我が家の中学受験の成果がすべて凝縮されているかのようです。

残り約40日。がんばれー!

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

参考:子供が読んだ本、自分が読んだ本

・ドラゴン桜 全巻

・わが子を東大に入れる本

・AI vs 教科書が読めない子どもたち

参考:子供に観せた動画まとめ

・久留米大学附設中学校の紹介ビデオ

・海陽学園の紹介ビデオ

・ドラゴン堀江(AbemaTVの受験バラエティ番組)

・大維志くん難関中学合格への道(日テレ「スッキリ」の受験番組)

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