自動性の心理学

自動性の心理学

原始的な自動性

人はほとんどの場合、一部の情報だけで意思決定を下します。

最も分かりやすいのが、第1印象でしょうか。初めて会った人をほとんど一瞬、ひと目見ただけで好きか嫌いか?良いか悪いか判断します。しかも、一度判断を下したらなかなかそれが覆ることはありません。

例えば、ある競馬予想家がテレビに出演しているとします。その予想は穴党で、たまたま予想したレースで万馬券を的中させました。それを見ていた競馬ファンであるあなたは、以後彼の予想を信頼しチェックし続けることでしょう。

最初のインパクトが凄く良ければ、基本的には良いのです。(以後の予想が外れても…)

判断材料となる情報のみが増え続けている

インターネットや携帯電話(スマートフォン)などの普及を背景にSNSを使って個人が気軽に情報を発信する時代になってきました。

これまでは、一部のメディアが情報発信し大きな影響を持ってきましたが、個人が参入することで情報の量が圧倒的に増えています。

人はますます原始的な自動性に頼ることに

インフルエンザの予防接種の話をしましょう。

昔からインフルエンザの予防対策としてワクチン(予防接種)を事前に打つことが当たり前とされてきました。しかし、最近では「予防接種は効かない。」「製造過程に問題があり、逆にリスクがある。」「意図的に菌を身体の中に入れる必要ない。」などの情報や論文?もあります。

それを聞いたらどう考えますか?

これまでの経験を優先するでしょうか?新しい情報を鵜呑みにするでしょうか? 恐らく、しばらく考えた後、結局答えが出ずにこれまで通りの行動を続けることでしょう。

情報が増えれば増えるほど、人は判断することが出来ずに思考停止となります。最後に頼らざるを得ないのは、原始的な自動性(直感)というわけです。

情報を処理する能力を鍛えよう

心理学やマーケティングを理解している人々の中には、それに漬け込んでくる輩もいることでしょう。

これからますます情報は増え続けて行きます。時間は限られるので直感に頼る場面は多くありますが、自分の身を守るために自分の頭で考える習慣を身につけることが、これから豊かに生き抜いていくためには重要なことだと考えます。

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