権威の心理学:機長症候群とは

権威の心理学

権威の前に人は従順に従う

人は権威者の命令にはとにかく従おうとします。

権威の影響力とはどんなものなのか?見ていきましょう。

肩書きの影響力

肩書きは大きな影響力を及ぼします。

分かりやすい事例が、医師です。

医師の言うことは絶対。

看護師はじめスタッフもそうですし、患者もそうです。

最近は健康に関する情報も圧倒的に増えたため、

一般の人でも健康に対する知識は高いです。

家族から「食後の歯磨きは30分ほど空けたほうがいいんだよ。」

と言われたとしても、「へー」と聞き流してしまうことでしょう。

しかし、ある時あなたは歯医者を受診しました。

そこで、医師から「食後の歯磨きは30分ほど空けましょう。」

と言われたら、その後の歯磨きは30分後にすることでしょう。

私の祖母もそうです。

母が言ったことと、その後医師に言われたことは全く同じでしたが、

母の時は聞く耳を持たず、医師に言われた後は心から安堵していました。

服装の影響力

肩書き同様、服装も影響力を持っています。

以前私は、知人の方にあるビジネスをやらないか?と誘われたことがあります。

そこで、そのビジネスに詳しい人を紹介してもらうことに。

渋谷のとあるホテルで待ち合わせしました。

そこに現れたのは、仕立ての良いスーツに身をまとった、

礼儀正しく姿勢の良い紳士でした。

腕にはロレックスの時計をしています。

第1印象から「金持ちだ」と感じました。

すでに私は影響力を受けていて、彼の一言一言に真剣に耳を傾けました。

結局ビジネスはほとんどやりませんでしたが、今でも親交があります。

もしこれが詐欺師だったら、私はまんまと騙されていたことでしょう。

機長症候群とは

機長症候群とは、権威のある人(リーダー)が間違った判断をしていると

分かっていてもその指示に従ってしまい、悪い結果を起こしてしまうことです。

機長が誤った判断をしているにも関わらず、

副機長やスタッフが正すことができず、結果墜落してしまった。

という話から命名されました。

自分の命が危険にさらされているとわかっていても、

権威の力からは逃れられない。

それほど強い強い影響力があることが分かります。

何も無いなら実績が権威となる

権威を持っていない人はこの影響力は使えないのか?

私は実績が権威になると思います。

免許や肩書きという分かりやすい形でなくても、

これまで積み重ねた実績があれば、

それを証明することで立派な権威(肩書き)となります。

ビジネスでもよく使われます。

例えばソフトウェアの販売をするとします。

導入実績がたくさんあるところ。

導入先に大企業があるところ。

同じ機能、同じ価格のソフトウェアがあったら

導入実績がある方を選ぶでしょう。

高い実績を上げれば、権威の影響力を最大限利用することができます。

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